エロ本の元祖? 性愛・性交を描いた絵画「春画」の歴史と移ろい【後編】 (2/4ページ)

Japaaan

浮世絵師「菱川師宣(ひしかわもろのぶ)」(Wikipediaより)

江戸期に春画を手掛けた代表的な絵師

・菱川師宣(ひしかわもろのぶ)
1600年代に活躍した江戸時代初期の画家。挿絵としての浮世絵の品質を向上させ、芸術作品として昇華させた立役者とされる。代表作は「見返り美人図」。春画の製作にも心血を注ぎ、多くの作品を残している。

・鳥居清長(とりいきよなが)
江戸中期の浮世絵師。美人画で知られる。春画の製作にも積極的であり、横長形式で描かれた「袖の巻」は清長の代表作として広く知られている。

・喜多川歌麿(きたがわうたまろ)
江戸中期の浮世絵師。江戸庶民を題材とした美人画を多く残した。歌麿の作品の題材となった女性は有名になった程影響力が強く、幕府から再三の表現制約を受けるほどであった。

・葛飾北斎(かつしかほくさい)
江戸後期を代表する浮世絵師。富嶽三十六景や百物語で知られ、生涯に数万点の作品を残した。また転居の回数や食事の癖など、ユニークな生活様式でも知られる。「蛸と海女」などの春画も多く残した。

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