エロ本の元祖? 性愛・性交を描いた絵画「春画」の歴史と移ろい【後編】 (3/4ページ)

Japaaan

どう使うん?ってものまで!葛飾北斎による江戸時代のアダルトグッズ紹介「魂胆遣曲道具」

浮世絵師「葛飾北斎(かつしかほくさい)」(Wikipediaより)

明治以降の春画

明治期の春画は江戸時代のそれとは異なり、性的表現のみを追求した作品が多く散見されるようになる。この時代は明治政府による春画販売の規制や写真技術の台頭により、春画文化は下火となった

明治に制定された検閲制度は後の出版法などによって拘束力を強め、春画を中心とする国内の風俗文化は終戦直後まで処罰の対象となる。

国内で需要や評価が一時的に下がった春画だったが、海外での美術的評価は高く、ピカソやゴッホなど、ヨーロッパの著名な画家たちにも多大な影響を与えた。

現在では、春画を描く画家やイラストレーターも多く存在し、熱心なコレクターも多い。国内でも定期的に春画をテーマとした展覧会や展示会が開催され、とても身近に春画の魅力を堪能することができる。

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