年を取るにつれて代謝が落ちるは間違いだった。20歳から60歳までは安定しているという研究結果 (1/4ページ)

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年を取るにつれて代謝が落ちるは間違いだった。20歳から60歳までは安定しているという研究結果
年を取るにつれて代謝が落ちるは間違いだった。20歳から60歳までは安定しているという研究結果

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 中年になってぽっこりと膨らんだお腹を見て、「いやー、もう歳だから。代謝が落ちちゃってさ~」という言い訳はできなくなるかもしれない。

 代謝は、生物体がエネルギーなどを外部から取り込み、体内で化学的に変化させ、不用なものを消費する反応のことだが、年を取ると代謝が落ち、肥満や便秘の原因になると言われていた。

 だが『Science』(21年8月13日付)に掲載された最新の研究によると、20歳から60歳まで人体の代謝率はほとんど変わらないと報告しているのだ。

 若い頃はスリムでも、年齢を重ねると太るというのは代謝のせいではなさそうだ。

・代謝には普段の生活エネルギーも含まれている
 この研究を行ったアメリカ、デューク大学のハーマン・ポンツァー氏は、「人は太った原因を代謝の低下のせいにしがちですが、それは違うようです。人口レベルの広い視点から見れば、代謝は成人してからも安定しています」とコメントする。

 これまでの人体の代謝(エネルギー消費)に関する研究は、呼吸・消化・血液の循環といった生命維持機能のために消費されるエネルギーに焦点を当ててきた。しかしポンツァー氏らによると、それは1日に消費されるカロリーの5~7割程度でしかないのだという。

 そうした研究では、学校や職場での作業、日頃の家事、あるいはただソワソワするだけといった、体を動かすために使われるもろもろのエネルギーを考慮してこなかった。

 また大人になって体が大きくなれば、それだけ細胞が増えることになる。その分エネルギーの消費量も増えるが、これも無視されてきた。
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