肝硬変で42歳で亡くなった水原弘とちあきなおみの「夜へ急ぐ人」 (5/5ページ)
ネオンの海に目を凝らしていたら
波間にうごめく影があった
小船のように あっけないそれらの影は
やがて哀しい女の群れと重なり
無数の故郷(ふるさと)と言う 涙をはらんで
逝った
「ネオンの海」を「うごめく影」とは、夜に急いで、自滅した人々の群れなのか。それともコロナウィルスか…「きれいごと」かもしれないが、無駄な人生、無駄な命はひとつもないのだ。「涙をはらんで」逝くことがないよう。
■参考資料
■「まだ返せない 水原弘のナゾの借金3000万円」『週刊平凡』1969年10月30日(38−40頁)平凡出版
■「『黒い花びら』散る 水原弘さん 死去」『朝日新聞 夕刊』1978年7月5日(11頁)朝日新聞社
■「借金1億円、預金・生命保険ゼロ 水原弘、凄絶な死 残された妻・名奈子さん母子の生きる道」『週刊明星』1978年7月23日号(30−33頁) 集英社
■「散った“黒い花びら” 借金王・水原弘の通夜の風景」『週刊サンケイ』1978年7月27日(166−169頁)扶桑社
■矢野誠一「さらば、愛しき藝人たち Ⅱ 壮絶に散った水原弘」『オール讀物』1993年11月号(350−358頁) 文藝春秋社
■村松友視『黒い花びら』2001年 河出書房新社
■佐藤輝「伝説となった紅白歌合戦の『夜へ急ぐ人』〜ちあきなおみとジャニス・ジョプリンの狂気」『TAP the POP』2015年12月29日
■「ちあきなおみ 紅白で‘気持ちの悪い歌’と言われた 『夜へ急ぐ人』」『NEWSポストセブン』2021年6月25日