巨大化して大流行!古代日本を象徴する「古墳」は庶民のステータスとして変化していった? (2/4ページ)
古墳造りの技術革新と国際情勢
古墳づくりが最盛期を迎えたのは、古墳時代の中期とされる四世紀後半~五世紀後半にかけてです。
この頃になると、あちこちで巨大な前方後円墳が造られるようになりました。大阪の百舌鳥(もず)古墳群や、日本最大の大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)などが有名です。

この時期の古墳が巨大化した理由のひとつに、「技術革新」がありました。
そのひとつが、土の積み上げ方です。
それまでは、方形板刃先という道具で土を「削る」ことしかできませんでした。それでは土がサラサラと崩れやすいため盛り土に使うには不向きです。
そこで画期的な道具が導入されました。先端に鉄製の刃がついたU字形のスコップです。
これが古墳時代中期に朝鮮半島から入ってくると、採土の方法が大幅に変わりました。このスコップなら、深く差し込んで、土をブロック状に「切り出す」ことができます。
切り出した土は硬い状態のまま運び、煉瓦のように急傾斜でも積んでいくことができます。とても効率的ですね。
この方法で造られた古墳の最初の例が、津堂城山古墳(つどうしろやまこふん)です。