東京 銀座や丸の内、日本橋…浮世絵で見て歩く華やかな明治時代の洋風建築【番外編】 (5/6ページ)

Japaaan

『東都築地ホテル館之図』一曜斎国輝(Wikipedia)

木造2階建て・高さ約18mの建物は、物見塔や客室の暖炉用の煙突・ベランダがあり、一見洋風のような外見。しかし外壁をなまこ壁にしたり、物見塔の窓を社寺や城郭まどに用いられる火灯窓にしたりと、日本伝統の技法も取り入れた和洋折衷の斬新なデザインである。
館内は客室102室と水洗トイレ・ビリヤード室・シャワー室・バーが備えられ、物見塔からは東京全景と江戸湾、遠くには富士山を展望できたという。

擬洋風建築の先駆けともいえる築地ホテル館は国内外から高評価を得ていたが、1872(明治5)年に起きた銀座大火により焼失。完成からわずか4年でその姿を消すことになった。

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