公開中の映画「白頭山大噴火」に金正恩総書記が大激怒!? (2/2ページ)

Asagei Biz

北朝鮮にとっては今も聖なる山で、プロパガンダにも利用されています。映画は韓国では19年に公開されましたが、20年6月には南北交流の象徴だった北朝鮮内の開城工業団地内にある南北連絡事務所のビルを一方的に爆破。直接的原因は脱北者団体が金正恩総書記を批判するビラをまいたことだとされていますが、同団地での交流は16年から中断されていたとはいえ、爆破によって再開の目途は完全に立たないどころか国境地帯の緊張感が高まり、軍事衝突も懸念されています」(同)

 しかしながら白頭山自体は活火山。火口は大きな湖がありそんな印象を受けないが、地下マグマの圧力によって毎年3ミリずつ標高が上昇し続けているという。

「今世紀に入ってから地割れや崩落が頻発しており、山頂の一部地域での温度上昇が衛星画像の解析からも確認され、ロシアは噴火の兆候があると発表しています。また、北朝鮮が行っている地下核実験も岩盤やマグマに悪影響を及ぼしている可能性は十分あり、それについても大変気がかりです」(地震学者)

 映画自体はあくまでエンターテイメント作品だが、実際にはいつ噴火してもおかしくない。もはや荒唐無稽の話などではないのだ。

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