終活や自分らしい最期、老後リスクなどをテーマにしたカードゲーム (2/2ページ)

心に残る家族葬

カードには、病床にある人や、死の間際に大事なこととして伝えたい内容が書かれている。これは実際に医療や介護の現場、市民講座などで活用されている。死をどう捉えるか、どう考えているか。それは千差万別だが、その考えを言葉にして話すことは、日頃ないだろう。この「もしバナゲーム」を家族とプレイすれば、今まで見えてこなかった思いや価値観を共有するきっかけになる。ちなみに、「もしバナ」とは、「もしものときの話し合い」を略した言葉だ。

■HAPPY ENDINGカード

HAPPY ENDINGカード一般社団法人日本HAPPY ENDING協会が提供するカードゲームだ。

前向きな人生、病への備えや相続などの9項目を網羅したカードで構成されている。カードの表には人生の最期に向けた問いかけが、裏にはその問いに対する解説やアドバイスが記載されている。よりよい最期に向けて、自分にどんな備えが必要かが見えてくる。そして、これは、「誰かに話す必要がない」ことがメリットだ。静かに、けれどもしっかりと自身の最期と向き合いたい人にはうってつけだ。デメリットは、このカードは市販されていないこと、HAPPY ENDINGプランナーという資格保有者のサポートがなければいけない点だ。気になる人はHAPPY ENDINGプランナーが開催するイベントに参加するか、体験講座を受講しよう。

■ゲームで終活の合理性

終活をしよう、そろそろしたほうがいいかな、と考える人は、結構多いのではないだろうか。しかし実際には、気になりつつ、なかなか実行に移せないことが多いだろう。いきなりエンディングノートを買うのは大げさな気もするし、セミナーに通うのは時間もお金もかかる。そう考えると、自然と手が遠のくのも無理はない。そんな人にこそ、このカードゲームを取り入れてみてほしい。

考えてみれば、トランプやオセロにも駆け引きはある。それを遊ぶことで、相手の思考を読んだり、窮地に追い込まれたときの自分のクセに気づいたりする。遊びを通して相手を知る、自分を知る、ということは、大きくいえば人生を知ることにもつながる。そう、この終活カードゲームはとても理にかなっているのだ。

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