地球の磁極が反転する「ポールシフト」が迫っている可能性。地球への影響は?(NASA) (1/4ページ)
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地球磁場が急激に弱まっているという。このままいけば予想よりも大幅に早く地球の磁極が反転し、コンパスが南を指すようになる「ポールシフト(地磁気逆転)」が起きる可能性がでてきた。これにより地球内生命体は何らかの被害を受ける可能性があることをNASAが警告したそうだ。
地球は地磁気を持っており、その強さは常に変動しながら数百万~1千万年の周期でN極とS極が反転するポールシフトが起きている。気候学者によると、ネアンデルタール人絶滅の引き金になったのも、このポールシフトの影響によるものだという。
NASAが推進する火星探査計画MAVENの主要計画者であるブルース・ジャコスキー氏は、ポールシフトが起きた場合、太陽から発せられる有害な放射線を防ぐ地磁気がおよそ200年の間消えてしまうと説明する。
有害な太陽風にさらされ大気がはぎ取られる
これは火星の大気の99%と原始的な生命が存在したかもしれない海が失われた原因を説明するにあたって発表された。太陽系の開闢(かいびゃく)以来、数10億年に渡り、火星は太陽風にさらされ、その大気が剥ぎ取られてしまったのだという。
ポールシフトが起きる前兆として地磁気が急激に弱まってくる。地磁気が弱まれば、太古に火星で起きたように、地球の大気もまた太陽風によって剥ぎ取られてしまうことが予測される。ただし、幸いというべきか、200年間で生命の維持に不可欠な大気が完全に消えることはないそうだ。
同じく火星ミッションに関わるマイケル・マイヤー氏は、原始の太陽は現在よりもはるかに強力であったにもかかわらず、火星の大気を吹き飛ばすまでに数10億年かかっており、それでも1%は残されていると付け加えた。