まるで呪文か早口言葉…平安貴族・藤原公任の長すぎる肩書と絶えない苦労 (3/4ページ)
と言うのも、公任の上司に当たる右大臣の藤原顕光(あきみつ)、内大臣の藤原公季(きんすえ)、大納言の藤原道綱(みちつな)が揃ってアレであったため、本来彼らのなすべき仕事が、そのすぐ下にいた公任にのしかかったのです。
公任もあれこれ手を尽くして、仕事をそのまた部下に割り振ってはみたようですが、どうしても割り振れなかった分については、投げ出す訳にも行かないので抱え込まざるを得なかったのでしょう。
ちなみに、朝廷における臣下のナンバーワンはかの有名な藤原道長(みちなが。左大臣)。そのコネでナンバー2~4を抜擢した結果、公任一人にこんな長ったらしい肩書を押しつけることになってしまったのでした。
終わりにかくして「別当参議従三位行皇后宮大夫兼勘解由長官右衛門督備前権守」という27文字にもなる長い長い肩書をぶら下げることとなった藤原公任。