関西「1万円ニセ札工場」にリアル潜入(3)釣りの9千何百円を丸儲け (2/3ページ)
密航者を募集して船をチャーターしたり、日本まで運んで契約しているマンションに放り込んだり、ビジネスを紹介したりしています」
蛇頭とは、福建省発の中国人マフィア。以前から世界各国への密入国を請け負う。中でも中国人が行きたがるのは日本だ。
いまだに同郷の在日中国人が受け皿となって、日本での違法在留者の受け入れや居住できる部屋、仕事の斡旋もやっている。かなり手広くやっているそうだ。
海上保安庁の船とは遭遇しない航路を見定めた船舶と偽造パスポートの調達までやっているという。
「ああ‥‥そっ、そうなんですか。かなり儲かるんじゃないですか」
声を上ずらせながら、平静を装って聞いた。
「大陸のやり方って、日本全土の暴力団と協力関係をすぐに結ぶからね。昔であれば数千万から1億そこそこだった。でも日本の暴力団と手を組むようになってから、そのシノギの儲けは格段に上がりましたね。今は一度の密航で約3億円くらい。もちろん暴力団と折半になるけど、儲けはデカいですね」
それまでは中国の船籍で密航していたが、法務省入国管理局等の関係機関や海上保安庁、沿岸地域の漁師などの厳しい目があり、特に日本海側の水際対策に苦労したという。ところが、日本のヤクザが用意する日本船籍の船に海上で乗り換えると、チェックがまったくなくなったのだとか。