「人口減少」が進もうとも「日本は全く困らない説」は本当か!? (2/3ページ)

Asagei Biz

もっとも、労働力不足は女性やシニア、海外人材の積極登用、AI化などによってカバーできますし、需要不足が起きれば企業は輸出で補おうとするでしょうから、国全体のGDPもそれほど目減りすることもない。いずれにせよ、人口減少で日本人の生活が貧しくなるとは考えにくいでしょう」

 また、人口減少問題は少子高齢化問題とセットで語られることも多く、公的年金制度(国民・厚生年金)の破綻も危惧されているが、これも間違いだという。

「たとえ少子高齢化によって、高齢世代を支える現役世代の年金負担が増えたとしても、出生率の予測を見誤らない限り、日本の年金制度は破綻しません。もし、給付と負担のバランスが崩れそうならば、その時の社会環境に合わせて年金額を抑制したり、受給開始年齢を引き上げたりなど都度調整すればいいだけの話。それに加えて、年金積立金の残高は200兆円にものぼるため、万が一3年以上保険料収入などがゼロであっても、払い続けることができるほど頑丈な制度設計です。年金制度は〝保険〟と同じシンプルな仕組み。仮に20歳から60歳まで払い続け、65歳を支給開始年齢とした場合、早くに亡くなれば賭け損となりますが、約10年受け取れば元をとれるため賭け得となります。世の中には様々な保険がありますが、これほどコスパのいい商品はありません。

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