中国機の異常挑発!「台湾有事は北京五輪後」米高官予測に岸田首相は…? (2/3ページ)
さらに同日4日、トランプ政権で国家安全保障担当の大統領補佐官だったハーバート・マクマスター氏がこの状況を受けてある“予言”を行った。ワシントンのシンクタンクで行われた記者懇談会の場で、「最も危険なタイミングは来年になるだろう」と、来年2月の北京冬季五輪以降に武力行使の可能性があるとの見解を述べたのだ。
マクマスター氏は“予言”の根拠として、2014年にロシアのソチで冬季五輪が行われた直後に、ロシアがクリミア半島を併合してウクライナに侵攻した例を挙げた。
「1つの見方として、自国開催の五輪終了後に何かしら動き出すというのはある意味、正鵠を射たものと思われます。五輪は平和の祭典である一方で極めて政治的に利用されるものでもあるからです。五輪の当事国ではありませんが、例えば08年にやはり北京で夏季五輪が行われ世間の目がこちらに注がれている最中に、グルジアで同国とロシアが衝突するという紛争が起こったこともありました。また、18年に韓国の平昌で五輪が行われた直前には、北朝鮮が突然、南北会談を韓国側に持ち掛けたということもありました。それまでに北朝鮮は、ミサイル発射や核実験を繰り返して煽れるだけ南北間の緊張を高めていたにもかかわらず、のタイミングでした」(前出・ジャーナリスト)
中国・台湾の緊張関係と言えば、今年3月には中国が台湾産パイナップルの輸入を禁止し、さらに9月にはバンレイシとレンブの両果物も禁輸したことで、分かりやすい兵糧攻めとして世の反感を買ったばかりだ。つい最近も、中国が9月16日にいきなりTPP(環太平洋経済連携協定)への加盟を申請したかと思えば、1週間後の23日に遅れて台湾も加盟申請を行うという凌ぎ合いが起こったばかりだ。これに対しては、「中国の主眼はTPP加盟にはなく、台湾の加盟に対する先制攻撃」と見るのが一般的で、何かにせよ両者は対立を深めている。