明治時代、数々の政敵を葬り去った冷血漢・大久保利通の意外な一面「すべてはこのひとときのため」 (1/3ページ)
幕末維新の元勲として新政府において強権を奮い、江藤新平(えとう しんぺい)や前原一誠(まえはら いっせい)、そして西郷隆盛(さいごう たかもり)と言った政敵・不平士族たちを次々と葬り去った大久保利通(おおくぼ としみち)。
大久保に葬り去られた政敵たち。山崎年信「大日本優名鏡 西郷隆盛 江藤新平 前原一誠」
日本国が古き武士の世から脱却し、新たな帝国主義世界へ雄飛するため「生みの苦しみ」と評価する声もある一方、権力の私的濫用など批判の声も少なくありませんでした。
江東醜体笑止ナリ……悪役これに極まれり「江東(えとう。原文ママ)陳述曖昧実ニ笑止千万 人物推而(おして)知ラレタリ……」
【意訳】逮捕された江藤はうろたえてまともに陳述もできぬそうだ、ザマぁ見ろ、まったく笑いがとまらぬわい……
「江東(こちらも原文ママ)醜体笑止ナリ、今日ハ都合ヨク済ミ大安心……」
【意訳】とうとう江藤が処刑された。ザマぁねぇな、これで(口封じは成功。