9月の重要イベントとボラティリティにみる市場動向 (3/6ページ)
しかし、9月中旬を目安に徐々に勢いを取り戻し、ボラティリティ自体はJP225と明確に相関関係を示すまで回復している。9月中旬以降は、日経平均株価と米国株価指数のいずれも大幅下落によってボラティティが拡大した。
ナスダックはボラティリティ低迷
9月のダウ平均株価のボラティリティと相対的にみて、ナスダックのボラティリティ低迷は顕著だった。ダウ平均株価より、構成銘柄のバラエティに富んでいるナスダックは、続伸と見る投資家、天井圏を探る投機筋の思惑から相場に迷いが見えている。大まかな方向感としては、9月以前から上昇トレンドを継続しているものの、ボラティリティが一定水準にあることから、力強い動きとは言い難い。
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ボラティリティ縮小傾向が最も強かったS&P500
主要な米国株価指数で最も動きの少ない1ヵ月間だったのはS&P500(US500)。9月中旬からは、ボラティリティを取り戻したダウ平均株価や、ナスダックと比べても、目立ったボラティリティの拡大は見られなかった。月末にかけて、やや大きな動きが合ったがここ数日の平均的なボラティリティを大幅に塗り替えるほどの規模ではない。また、他の主要米国株価指数と比較して、実際の値動きは明確な上方乖離の限界も見えているのが他とS&P500の違いだ。日足チャートでは、上昇ウェッジの形成が確認でき、他の米国株価指数と遅れる形で大きな下落調整も警戒される。
恒大問題は米国経済と直接の関係がない見方
9月の時事的なファンダメンタルズとして、中国の不動産バブル崩壊による恒大問題が投資家から注目を集めていた。