「車ハッキング窃盗団」元締めが最先端手口を不敵暴露(1)新手の窃盗手口「CANインベーダー」 (2/2ページ)
雨除けのカバーだけを残して、車がまるまる消えていたんです……」
これまでは車と鍵が触れることなくドアの開閉からエンジンの始動停止ができるスマートキーの電波を傍受して増幅・中継する「リレーアタック」による窃盗が主流。ところが電波を遮断するべく、キーを金属缶などの中に保管しておくなどの対策が取られ、一気に下火になった。そこで新たに登場したのが「CANインベーダー」なるものだ。
窃盗団を取り仕切る「元締め」は主にパキスタン人。その下でフィリピン人やベトナム人、中国人などの「実行犯」が稼働する。取材を進めていくうち、さるパキスタン人の元締めにアクセスすることに成功。いわく、
「表向きの仕事は、中古車販売業者だ。車のシステムを司る心臓部分をハッキングしてしまうわけ。そこで標的になるのが『CAN信号』という心臓につながる血管部分。車の至るところに配線されていて、助手席側のフロントバンパーをこじ開けて差し込むのがポピュラーかな。そこから発信機を繫げて、心臓となるシステムにアタックする」
まさに「インベーダー」そのものなのだ。
*「週刊アサヒ芸能」10月28日号より。(2)につづく
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