巨人を崩壊させた「戦犯」の背信プレー(1)得点圏打率が1割以下の主軸 (1/2ページ)

Asagei Biz

巨人を崩壊させた「戦犯」の背信プレー(1)得点圏打率が1割以下の主軸
巨人を崩壊させた「戦犯」の背信プレー(1)得点圏打率が1割以下の主軸

 2年連続でリーグ優勝を果たし、3年目で集大成を迎えるはずだった原ジャイアンツがシーズン最終盤で歴史的な大失速に陥った。ほうほうの体でCS出場圏内の3位には滑り込んだものの「球界の盟主」の面影はどこへやら。G党の願い空しくチームを崩壊に導いた、極悪な「S級戦犯」を洗い出す。

 球界の盟主を自認する読売巨人軍だが、五輪中断後は球団ワースト3位タイの10連敗を含む18勝29敗10分け(10月23日時点)と大きく負け越し。後半戦の成績ではセ・リーグ最下位という「最弱球団」にまで成り下がった。

「とにかく投壊現象が止まらない。先発ローテーションの駒が足りず、中4日、5日でギリギリ回しているから必然的に降板が早まって、それが中継ぎ、抑え投手の酷使にもつながっている。中でも、やはりエースの菅野智之(32)が大問題だ。およそ、8億円(推定)もの球界最高年俸をもらう投手の働きではない」(球界OB)

 今季の菅野は、昨オフに失敗に終わったメジャー移籍の再挑戦を念頭においてか、単年契約を結んだ。しかし、春先から故障で登録抹消を繰り返し、成績は9年間のプロ生活でもダントツで悪い6勝7敗に終わってしまった。

「実はメジャー行きの話が出た際、『これでブルペンの雰囲気が良くなる』とチーム内は歓迎モードでした。菅野は我が道を行くタイプで仲の良い同僚はほとんどおらず、コーチ陣ですら気軽に進言できない存在でしたから。しかも『年俸8億円』も単にスポーツ各紙が球団におうかがいを立てて横並びで決めた額で、その後の取材で10億円以上だったことが判明したんです。球団からは、はっきりと言葉にはしないまでも『2ケタ(10億)とは書くなよ』というプレッシャーがありました。当然、その密約を他の選手も知っているわけですよ。

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