ごめん、無理! 彼氏に幻滅した「ファッションの思い出」 (2/4ページ)
◇エピソード1「暗闇に浮かぶ白い顔」
ブラックコーデを愛してやまない男性のお話。
夜に、彼を実家に連れて行ったことがあった。私の実家はかなりの田舎なので、夜になるとあたりが真っ暗になる。車から降り、真っ暗な庭を歩き、玄関に到着する。着くと両親が出迎えてくれた。玄関先で、真っ暗な庭を背景に、お父さんが彼と軽く話す。その後家の中で軽く談笑して、彼は帰って行った。その後のことだった。
お父さんが「もしかして〇〇君って黒の全身タイツ着てた? 暗闇に白い顔だけ浮かんでたんだけど」と言った。
その時は彼のことが好きだったので、「ブラックコーデだよ!! 東京ではあれがおしゃれなの!! お父さんには分かんないだろうけどさぁ」とめちゃくちゃキレた。
けど、その日を境に彼の服装を見ると「コイツ黒ばっか着てんな……」と、全身タイツが頭をよぎるようになってしまった。
ブラックコーデは世間一般的にはおしゃれなコーデでもあるし、着こなしている人もたくさんいる。ただ、タートルネックの黒インナーに黒スキニー、黒のコートに黒の靴が、私の中の黒すぎ注意報に引っかかったのだ。
◇エピソード2「主婦の知恵に救われた私の鼻」
恐ろしいほどお金がなかった男性のお話。
恋人のお金の有無について、多分私は世間一般の女性より気にしないタイプなんだと思う。だから、付き合ってる時はあんまり気づかなかったのだけど、今考えると彼の経済状況は「毎日生きるの大変じゃん……」と思うほど。
どうやら服が好きらしくて、将来は自分の洋服屋さんを立ち上げたいと言いながら、な〜んにもしてない人だった。
その日着ていたTシャツを「これはこうで、こういうところが気に入っている」と楽しそうに話していたのだが、次の日になると「財布にお金が無いから服売ってくる」と、ベタ褒めしていた服を売りに行った。
「えっ、前日あんなに気に入ってたのに!? てか服好きなのに!?」とビックリしたが、何も言えなかった。