「習い事からの帰り道、若い男に話しかけられた。その様子を知らないおじさんが、じっと睨みつけてきて...」(栃木県・年齢不明女性) (2/3ページ)
......そんな私とお兄さんを、道を挟んだ向かい側からジッと見ている人が居たのです。
「本当にお父さんじゃない?」それは、自転車にまたがったサラリーマン風の男性でした。
お兄さんはその人を気にしている様子で「あそこにいるの、お父さん?」と聞いてきましたが、見ず知らずの男性です。私は「違います」と答えました。
その後もお兄さんは一分ほど他愛のない話をしていましたがその間、自転車の男性はほとんど睨むような怖い視線でこちらを見ていました。

「本当にお父さんじゃない?」
と、何度かお兄さんに聞かれました。やがてお兄さんは車の窓を締めて走り去っていきました。それを見届けた自転車の男性も走り去っていきました。
自転車のおじさんが居なければ......?自宅に帰って母に一連の出来事を話すと、自転車の男性にひどく感謝している様子でした。そして、車から声をかける不審な若者がいたことを学校と警察に連絡していました。
母の反応を見て初めて、怖い顔で睨んでいた自転車の男性はいい人だったこと、その人のおかげで助かったのだということがわかりました。
当時のことを思い出しては、あの自転車の男性がいなかったらどんなことになっていたのかと想像するとゾッとしますし、当時の自分の判断力の低さに落胆します。「お父さんじゃない?」という問いに「違います」と答えるなんて......なんともバカでした。

自転車の男性には娘さんがいらしたのかなと想像することもあります。できれば直接お礼がしたいですが、お名前もわかりません。