広島・鈴木のメジャー移籍、オファー殺到も交渉は難航? 夫人の意向も移籍先を左右か (1/2ページ)

リアルライブ

鈴木誠也
鈴木誠也

 契約が遅れるという、単純な話ではないようだ。広島・鈴木誠也外野手のメジャーリーグ各球団との交渉が暗礁に乗り上げてしまった。

 広島・鈴木のメジャー流出に「悲観することではない」の声も FA交渉の行方も左右か、ファンが期待する最後の“置き土産”とは
 米TV局NESNはMLB機構と選手会の新・労使協定の話し合いが決裂すれば、「鈴木は大きな影響を被る。大リーグ挑戦を遅らせるだけでは済まないかも」(11月30日/現地時間)とも報じていた。

 「MLB機構と選手会が新・労使協定を結ぶため、話し合いを続けています。主な議案は、年俸調停、FA権取得年数、チーム総年俸に対する課徴金制度(贅沢税)の見直し、最低年俸の引き上げなどですが、ここまで対面しての話し合いは2度。2度とも30分で決裂しました」(米国人ライター)

 鈴木はポスティング・システムを使って、米球界挑戦に向けて動き始めた。代理人を務めるジョエル・ウルフ氏によれば、「15球団が交渉を申し出た」とのこと。就職・転職活動に例えるなら、“売り手市場”だが、新・労使協定の話し合いが日本時間12月2日にまとまらなければ、MLB30球団は全ての業務を停止し、練習施設なども閉鎖するロックアウト状態に突入する。

 「ロックアウトに突入すれば、鈴木との交渉もいったん停止となります。その停止された日数は、ポスティング・システムが定める30日間の交渉日数にはカウントしないとの申し合わせもされていましたが」(スポーツ紙記者)

 交渉が遅れるだけではなく、“ロックアウトに突入の後遺症”も被ってしまいそうだ。

 USAトゥデー、地元紙ジ・アスレチックなどによると、日本人を含む外国籍の選手は、就労ビザの取得も遅延する可能性も伝えていた。ロックアウトとなり、その後、新・労使協定が結ばれたとしても、鈴木はチーム合流が遅れてしまうだろう。

 広島球団の関係者によれば、「鈴木はロックアウト突入も覚悟していた」という。駆け込みで交渉をまとめることはなさそうだが、米球団選出のポイントは意外なところにあった。

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