勉強しすぎちゃダメ?戦国武将・高坂弾正が『甲陽軍鑑』に記した学問の心得とは (1/3ページ)
大人になれば、誰でも一度は「もっと勉強しておけばよかった」などと言った(思った)ことがあるかと思いますが、皆さんはどうでしょうか。
とかく世の中を渡っていく上で学問(知識・スキル等の人的資本)にまさる財産はなく、すべての基本となることから、勉強はすればするほどよいものとされています。
しかし「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とは昔の人もよく言ったもので、勉強し過ぎることの弊害を説く声もあるようです。
そんな一人が軍記物語『甲陽軍鑑(こうようぐんかん)』の著者とされる高坂弾正昌信(こうさか だんじょうまさのぶ。春日虎綱)。
戦国時代、武田家に仕えて活躍し、後世「武田二十四将」「甲陽五名臣」などと謳われた彼は、勉強についてどのようにとらえていたのでしょうか。
テキストは1冊読めば十分!?一、侍衆大小ともに学問よくして物知り給はんこと肝要なり。但し、なに本にても一冊、多くして二冊・三冊よみて、その理によくよく徹してあらば、必ず多くは学問無用になさるべし。ことに詩・聯句などまであそばすは、なほもつてひがごとなり。