好かれる上司と嫌われる上司の違いとは? 元BCGマネジャーの解答 (4/6ページ)
質問4:マネジャーとして一人前になるためには?
最近マネジャーに昇格したのですが、周囲のレベルについていけずに悩んでいます。マネジャーのミーティングに参加していると、みな、ロジカルでフレームワークを使って考えているように思えてしまいます。自分の実力以上のところに来てしまったという恐怖感を毎日抱えているのですが、マネジャーとして一人前になるために必要なことを教えてもらえると嬉しいです。(30代・IT関連)
高松:必要なことはたくさんありますけど、一番は「部下に人気があること」じゃないですか。これはすごく大事なことです。この本にも書いたんですけど、BCG時代に石井さんという人がいて、この人はプレーヤーとしても優秀だったのですが、すごいのは部下から慕われていたことでした。
編:どうしたら部下から慕われるのでしょうか。
高松:梯子を外さないとか、何かあった時に盾になるとか、色々ありますけど、そこは何でもいいんですよ。極端な話「昼食をおごってくれるから人気」でもいい。とにかく下から人気があることが大事なんです。
編:逆に部下に嫌われる上司もいますよね。
高松:「マネジャーだぞ」という感じを出すと嫌われますよね。当たり前ですが。ダメなマネジャーって、「下の人をマネジメントするのが自分の仕事」だと捉えているんですよ。だから現場に行きません、管理だけします、ということになってしまう。
そうじゃなくて、営業であれば「俺が営業行けば、おまえら全員いなくても10人分の売り上げを作れるよ」という状態を目指していただきたいです。「自分でもできるからおまえら本当はいらないけども」というマインドセットが大事です。
編:立場にあぐらをかいて楽をしようとするとダメということですね。
高松:そうですね。マネジャーといってもプレーヤーでもあるので。そのマインドセットがあれば、部下に仕事を振る時も彼らと同じ目線に立てます。そういう人は部下から信頼されますね。