コロナ禍で突きつけられた「子育て格差」。3千世帯調査で、困窮家庭の55%は昨年クリスマスプレゼント無し、「新しい本を求めている」は、困窮していない家庭の5倍超。 (4/6ページ)
・【新しいおもちゃや遊び道具の購入】一般家庭10.7%に対して、困窮家庭52.5%=41.8%の差
・【新しい書籍の購入】一般家庭7.9%に対して、困窮家庭42.0%=34.1%の差
・【家庭内でのアクティビティの準備(おうちキャンプ、家庭用プールなど)】一般家庭25.3%に対して、困窮家庭56.0%=30.7%の差
・【オンラインに関する道具(wifi、パソコン、タブレットなど)】一般家庭8.3%に対して、困窮家庭36.4%=28.1%の差
・【家族のみでの体験(キャンプなどの屋外体験)】一般家庭33.5%に対して、困窮家庭60.8%=27.3%の差
■調査結果から見えてくること
・一般家庭で最も低かった(=足りていた)のは《新しい書籍の購入》となり、家庭内で過ごす事が増えた中で必要性は高まったはずだが、金銭面の都合さえつけば、オンライン書店などから簡単に手に入るため低くなっていることが想像される。《新しいおもちゃや遊び道具の購入》も同様の理由から同じ傾向となった。
・言い換えると、金銭的に解決できることである《新しい書籍の購入》《新しいおもちゃや遊び道具の購入》がどちらも5倍以上の差が出ており、この結果に一般家庭と困窮家庭の経済的な格差がしっかりと示されたと言える。
・《オンラインに関する道具(wifi、パソコン、タブレットなど)》については、金銭面での解決に加え、既に環境が整っていたケースもあることが予想される。
・家庭の中で《特に足りなかったことはない》と回答した一般家庭が約3割(28.2%)いることにも注目したい。最も格差を感じさせる結果かもしれない。
■調査結果からわかること
調査の前提として、困窮家庭からの回答数(応募数)は、前年の約2倍となったことから、困窮家庭の絶対数が増えていることは間違いない。これは他NPOから活動状況を聞いても実感している。
2021年は日常が戻りつつある状況で、困窮家庭と一般家庭の格差は広がってきている。一般家庭においては「コロナ禍で、特に足りなかったことはないと回答したのが約3割(28.2%)」というの結果にも表れている。