コロナ禍で突きつけられた「子育て格差」。3千世帯調査で、困窮家庭の55%は昨年クリスマスプレゼント無し、「新しい本を求めている」は、困窮していない家庭の5倍超。 (2/6ページ)

バリュープレス

 ※項目は左から格差(困窮家庭と一般家庭の%差)が大きい順


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM1OTgwMiMyODY3NjYjNTk4MDJfUUFyQUFWWUNTdi5wbmc.png ]
「行ったもの(体験できたこと)」では、すべての選択肢において一般家庭が高い結果となった。
特に大きな差が表れたのは、以下の通り。
・【月1回以上の頻度で外食をする】一般家庭60.1%に対して、困窮家庭13.4%=46.7%の差。
・【家族旅行に行く】一般家庭51.4%に対して、困窮家庭5.0%=46.4%の差。
・【クリスマスプレゼントをあげる】一般家庭82.8%に対して、困窮家庭44.6%=38.1%の差。
・【博物館・科学館・動物園などに行く】一般家庭59.0%に対して、困窮家庭21.4%=37.6%の差 
・【ショッピングセンターに遊びに行く】一般家庭70.7%に対して、困窮家庭37.8%=32.8%の差

■調査結果から見えてくること
・《クリスマスプレゼントあげる》においては、困窮家庭は44.6%となることから「55.4%があげていない」と読み取れる。
・特に困窮家庭において%が低かった《家族旅行》においては、10倍の差が出た。コロナ禍で少ないと思われた家族旅行を一般家庭は半数以上がしていることがわかった。これらから、2020年春の緊急事態宣言をイメージするような「全員ができなかった状況」から、2021年には「できる人とできない人が明確になる状況」に変わってきていることが想像される。
・《公園で遊ぶ》といった無料で身近なものですら差が生まれている。困窮家庭の親のほうが時間の余裕がないという大きな理由もあるが、定性コメントには「ひとり親のため、万が一コロナ罹患してしまった場合を考えると恐怖で外出ができない。

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