農水産業を学ぶ台湾の大学生約 100 名を対象とした「日本の農水産業オンライン訪問団」を実施。(対日理解促進交流プログラム「JENESYS2020/2021」) (2/4ページ)
- タグ:
-
JENESYS
その中の1つの議題として、安全性が証明されている日本の5県(福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県)産の食品(酒類 を除く)に対して、台湾が現在でも輸入規制を行っていることを聞いた参加者からは 「日本産食品の輸入禁止問題については台湾の人々もまだまだ理解不足の部分もあるが、今回のブリーフィングで正しい知識を得ること出来た」という意見や、日本産の 食品を輸入することに対する台湾産の食品への影響の有無に関する質問もあり、熱心に意見を交わしました。
後半は愛媛県水産研究センターをオンライン訪問し、愛媛県の水産業の概要や水産 研究センターの主な業務内容、愛情を込めて育てた養殖魚「愛育フィッシュ」の媛スマ、柑橘の果皮や精油を餌に混ぜて育てた「みかんフィッシュ」、愛媛産ブランドの 真珠「HIME PEARL」等について学び、実際に養殖を行っている生簀や実験を行う建物 をライブ配信で見学しました。参加者も水産業に関する愛媛県の取組みに対して多くの関心を示し、「柑橘類を餌として飼育する場合、一般的な餌で飼育した場合に比べて出荷時の金額にどのくらいの差があるのか。」、「他県でも同じ漁場で獲れた同種 の魚が水揚げされていると思うが、どのように差別化・ブランド化を図っているの か」等、養殖業に関する専門的なものから消費者目線の一般的なものまで、多くの質 問があり、大変盛り上がりました。
【第 2 回の様子】
2 日目の前半は一般社団法人東の食の会事務局 高橋大就専務理事より東日本大震災 後の福島県の農業の復興について学びました。福島第一原子力発電所の事故によって苦悩に直面した福島県の食の生産者たちが、どのようにして東北の食に対する信頼を 取り戻していったのかを、具体的な取組事例を交えながらお話しいただきました。高橋専務理事は地域の農水産業にブランディングやマーケティングの考え方を取り入 れ、地域を超えて新しいことに挑戦する「チャレンジャー」のネットワークを発展させてきました。科学的根拠で安全性をアピールするだけでなく、「この人が作ったもの なら間違いない」、「この人が保証するなら大丈夫」と、「人」によって東北の食に対す る信頼を取り戻していった彼らを、犠牲者ではなくヒーローだと表現し、参加者も東 北の食に対する印象が変わった様子でした。