企業のリーダーたちがコーチングを根付かせるためにすべきこととは (4/5ページ)

新刊JP

だから、会社が利益を出したいのであれば、ポジティブ心理学に基づいて、社員の人間性を重視すべきであるということが、この理論を根拠に言えるわけです。

この理論を一つ知っているだけでも、コーチングというツールはとても使えるということが分かりますし、なかなか効果が出なくてもすぐに手放さないと思うんですよね。私自身、この本を執筆させていただいたのも、そうした理論をもっと経営者が知ることで、コーチングが根付いていくのではないかと思ったからです。

――今、合力さんのお話にもありましたが、本書をどんな人に読んでほしいとお考えでしょうか。

市丸:これは3つの層があります。まずは合力教授もおっしゃっていた、会社の経営に関わっている方々です。2つ目は、学生の皆さん。社会に出た瞬間からリーダーシップを要求されますから、その前の段階からこういったことに触れていただくのが良いと思います。

そして3つ目なんですが、働いている方々ですね。本書の中にワークシートを入れさせていただいていただいたのですが。

――付録のコーチングツールですね。

市丸:そうです。こちらを本気で取り組んでいただいたら、自身の変化につながります。

最後に付け加えると、日本の経営が上手くいっていないのは、経営陣にも問題があるのですが、物を言はない社員層にも問題があると思います。「コーチング・アップ」という部下から上司への働きかけをどんどん活性化することにより、このコーチング・アップができる人こそ、組織を変えられる人だと思っています。

でも、コーチング・アップは普段から期待以上の働きをしていないと、上司から受け入れてもらえないケースも多くあります。そこで諦めてしまって組織の硬直化につながってしまうということもあるので、ちゃんとコーチング・アップができるようになるための教育も、若手層やこれから社会に出ていく大学生が意識的に実践するかどうかが組織を変える大きなポイントです。

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