神々の中でも異彩を放つ「オオクニヌシ」は出雲大社にあり!どの神社にも似ていないその独特さ (2/4ページ)
アマテラス神の画策はことごとく失敗するのですが、最後はタケミカヅチ神を遣わして勝利を収めました。
敗北したオオクニヌシは、「高天原に届くような壮大な宮殿に自分を祀る」ことを条件に国譲りを承知します。その宮殿が現在の「出雲大社」であると言われています。
どこまで実際にあった出来事をベースとしているのかは分かりませんが、オオクニヌシにあたる人物は実在していたと思われます。おそらく、出雲地方に存在した大勢力の親分がモデルになっているのでしょう。
実際、出雲の近辺には「荒神谷(こうじんだに)遺跡」という古代遺跡があり、そこからは大量の武器兵器が出土しています。古代日本において、出雲のあたり一帯に大きな勢力があったことは間違いないようです。
参拝方法も大きく異なる出雲大社ところで、オオクニヌシを祀る神社は全国にたくさんあるのですが、やはり出雲大社と比べると、どれも見劣りする印象が拭えません。それだけ出雲大社というのは特別であり、数ある神社の中でも異彩を放っています。
出雲大社の特別さ、独特さを感じさせる要素として、参拝の仕方が挙げられます。普通の神社は周知のごとく「2拝2拍手1拝」ですが、出雲大社は「2拝4拍手1拝」なのです。