聴覚障がいを持って生まれた男児、9か月後、手術を受け初めて両親の声を聞く
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生後すぐの聴覚スクリーニング検査で難聴と診断された男児が、その後重度の聴覚障がいがあることが発覚し、人工内耳を取り付けるインプラント手術を受けたところ、生まれて9か月目にして、初めて両親の声を聞くことができた。
母と父が話しかけるその声を耳にした男児は、満面の笑顔を見せ、自分を抱いてくれている母親の胸に顔をうずめて喜びを表した。『WGXA News』などが伝えている。
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Watch this adorable baby hear his parents for the FIRST TIME! | SWNS・聴覚障がいを持つ男児が初めてパパとママの声を聞く
去年12月20日、アメリカのバージニア州に住む生後9か月のエバレット・コリー君は、生まれて初めてパパとママの声を聞くことができた。
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エバレット君が生まれた直後、母のアシュリーさんは退院前の新生児聴覚スクリーニング検査で、エバレット君の難聴の可能性を指摘された。
「耳に液体が溜まっているのかもしれない」と医師に言われたアシュリーさんだったが、エバレット君のきょうだいで7歳、5歳、3歳の子供たちも同じ検査で引っかかっていたため、当初はあまり気にすることがなかった。
ところが、1か月後の脳波で聴力を見る「聴性脳幹反応(ABR)」を行ったところ、エバレット君に重度の聴覚障がいがあることが発覚したという。
思っていたよりも深刻な症状だったため、アシュリーさんは大きなショックを受けた。
その後のことは、あまりよく覚えていないんです。コロナ禍で、夫は診察が終わるのを車の中で待っていたのですが、彼のもとへ戻った時に感情が爆発してしまい、涙してしまいました。その後、医師からエバレット君に人工内耳を埋め込む手術をすることを勧められた夫妻は、手術までの間、手話を学びながらエバレット君とコミュニケーションを図っていたそうだ。・音を聞いたエバレット君、笑顔で反応
12月6日、エバレット君は地元の小児病院で4時間におよぶ手術を受けた。
その2週間後の20日には、人工内耳と連動して機能していない耳の部位を迂回して音を聴神経に送るサウンドプロセッサを取り付ける処置を行った。
そして、ついにエバレット君は生まれて初めて、耳が聞こえるようになった。
その日、医師のもとで実際に声が聞こえているかどうかの反応検査を受けたエバレット君は、医師がした拍手の音に反応。また、母のアシュリーさんと父親のザッカリーさんにそれぞれ呼びかけられると、初めて聞いた両親の声に笑顔を見せ、アシュリーさんの胸に顔をうずめるようにして喜びを表した。[画像を見る] アシュリーさんは、後のメディアの取材でこのように語っている。
聴覚障がいがあるというのをネガティブにとらえるのではなく、耳が聞こえるということがとても幸せなことなのだと、今回私たちはエバレットから学ばされた気がします。なお、インプラント後もエベレット君との会話がスムーズにいくよう、アシュリーさんとザッカリーさんは、引き続き手話を学んでいくということだ。
今まで気付かなかった当たり前のことを、息子は気付かせてくれました。
written by Scarlet / edited by parumo
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