残り100秒。人類滅亡までの残り時間を示す「世界終末時計」について知っておくべきこと (4/4ページ)
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2022年は、気候変動をはじめ、新型コロナウイルスの変異株の猛威、アメリカ・ロシア、アメリカ・中国間の緊張による核兵器の近代化、北朝鮮やイランでの核問題の危険性、ネット上での陰謀論などの誤情報拡散もリスクに加わっている。
なお、2020年以前で終末時計が一番進んだときは、2018年と1953年の2度で、「残り2分(160秒)」だった。前者は核のリスクと気候変動(地球温暖化)、後者はアメリカとロシアの核兵器実験が主な要因だった。・終末から一番遠かったのは?
反対に一番遠かったのは、1991年のこと。この年、冷戦が終わり、米ソは戦略兵器削減条約に調印した。これを受けて、終末時計は「残り17分(1020秒)」と、それなりに安心感のある時刻に設定された。・ 終末時計を実際に見られる?
終末時計はいわば仮想的なものであり、「原子力科学者会報」の新年号の表紙絵であるが、そのオブジェが作られた。現在、シカゴ大学にある原子力科学者会報のオフィスのロビーに置かれている。
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Doomsday clock remains at 100 seconds to midnight, scientists warn・終末時計がもたらしたポップカルチャーへの影響
終末時計はポップカルチャーにも根付いている。ザ・フー、ザ・クラッシュ、スマッシング・パンプキンズといったバンドがこれをテーマにした曲を作っているし、小説やドラマの題材になったこともある。
References: Bulletin of the Atomic Scientists / written by hiroching / edited by parumo
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