異界をつなぐ「出合」「坂」「橋」…その日本語に込められた意味にあなたは気がつけますか? (2/3ページ)

Japaaan

日光東照宮前の「神橋」(photoACより)

「箸」は食べ物と人間、死んだモノと生きるモノをつなぐ物です。お食い初めは子供が食べることに困らないよう、箸で鯛などを口につける儀式です。その行為は親から子への「まじない」といもいえるでしょう。

サカ

「サカ」は境、堺であり空間を区切る場所のこと。転じて「坂」となり、坂は天界と下界、または地上と地下が仕切られる場所ともなります。

古事記に登場する神話で、国を作ったイザナギ・イザナミ夫婦。亡くなった妻イザナミがいる黄泉比良坂(よもつひらさか)は黄泉の国。迎えに行った夫のイザナギが、振り返ってはならないと言われたにも関わらず振り返ってしまい、怒ったイザナミに襲われるという話は有名です。

上記の神話のように、サカはアイとは違い、世界と世界をわける境界線を超えてはならないという禁忌の意味が含まれています。以前こちらで記事にした妖怪「送り狼」も、背後の違和感や恐怖で人間が振り返ってしまうと、食い殺されてしまいます。

一度入ってしまった異界からは速やかに出ていかなければならない、という意味も込められているのかもしれません。

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