バカ者!父親から枕を投げつけられた平安貴族・大中臣能宣、いったい何をやらかした? (4/4ページ)
親王殿下に対して最上級の賛辞を贈ってしまったら、いつか天皇陛下のお召しにあずかった時、それと同等以下の賛辞しか贈れなくなってしまいます。
千歳の松が萬代を経るというなら、次は億でも兆でも……とインフレさせればいい訳ではなかったようです。
ただ才気に任せればよいのではなく、何事も時宜になかった加減を……という教訓とも解釈できるものの、若いうちから中庸ありきでは人生つまりません。
他にもたくさん挑戦と失敗を繰り返したからこそ、後世三十六歌仙に数えられるほどの才能を開花できたのでしょう。現代の私たちも見習いたいものですね。
※参考文献:
菊池容斎『前賢故実 巻第五』雲水無尽庵、1868年日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan