やはり6度目の大量絶滅は始まっているようだ。特に島と淡水で進行している (1/3ページ)
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地球はこれまで、5度の大規模な大量絶滅(ビッグファイブ)に見舞われたとされている。これは、特定の時期に多種の生物が同時に絶滅するイベントだ。
現在、世界各地でさまざまな動植物が絶滅し、生物多様性の危機が叫ばれている。科学者らは数年前から、6度目の大量絶滅の徴候があることを警告していたが、はたしてこれが6度目の大量絶滅に当たるのかどうか、議論のあるところだ。
だが『Biological Reviews』(2022年1月10日付)に掲載された最新の研究では、「6度目の大量絶滅はおそらく始まった」と述べられている。
特に陸(島)と淡水で、大量絶滅が進行している可能性が高いという。
・6度目の大量絶滅は本当に始まっているのか?無脊椎動物で調査
大量絶滅は、より具体的には、たとえば「短期間のうちに75%以上の種が絶滅すること」といった定義がある。
今回の研究において、ハワイ大学のロバート・H・カーウィ氏らは、さまざまな種の絶滅データに触れて、現在がその大量絶滅に当たるのかどうか議論している。
この研究で特徴的なのは、ナメクジ・二枚貝・カタツムリといった無脊椎動物が主に取り上げられていることだ。そして、それには理由がある。
じつはこの類の研究では、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに取り上げらている脊椎動物にばかり注目が集まる傾向がある。データに偏りがあるのだ。