天は我らに味方せり!木曾義仲の軍勢を撃退した水島の合戦「鎌倉殿の13人」 (2/3ページ)
対する平氏方は平重衡(たいらの しげひら。平清盛の五男)、平通盛(みちもり。清盛の従弟)ら1,000艘を従えて迎え撃ちます(※兵数などについては、両軍ともに)。
合戦に備え、平氏方では船同士をつなぎ合わせて板を渡し、騎馬で自由に行き来できるようにしておきました。
また、軍馬についても日ごろから船上の揺れに馴らしておき、海上戦に不慣れな木曾勢に優位をとる周到ぶり。
「いざ!」「勝負!」
さて、合戦が始まるとやがて空が暗くなり、太陽を覆い隠してしまいます。
「何だこれは?」「もしや、天のお怒りか!?」
正午ごろに日食が発生し、それを知らない木曾勢は混乱。一方の平氏方は、かつて都で暦の製作や天文観測を司る陰陽寮に関係が深かったことから、この日の日食を予測していたのでした。
「物を知らぬ田舎武士ども、さぞや慌てふためく事であろうよ」
合戦は陸と海から木曾勢を挟み撃ちにした平氏方が勝利を収め、木曾勢は総大将はじめ多大な犠牲を払い、這々(ほうほう)の体で都へと逃げ帰ったということです。
