阪神、矢野監督の退任表明に球団OBが沈黙? 藤浪晋太郎が「オトナの対応」もシーズンへの悪影響は不可避か (1/2ページ)

リアルライブ

藤浪晋太郎
藤浪晋太郎

 阪神がキャンプニュースの主役に躍り出た。矢野燿大監督が全体ミーティングで今季限りの退任を表明したからだが、虎ナインは“オトナ”だった。淡々と、キャンプ初日の練習をこなしていた。

 午前中、注目の藤浪晋太郎がブルペン入りした。

 「矢野監督も来ました。藤浪がブルペン入りした頃、一人で。復活してもらわないと困る投手ですし、藤浪のブルペン入りに合わせて、移動してきた感じでしたね」(現地メディア)

 ストレート中心に約90球を投げ込んだが、“コントロールミス”はナシ。藤浪も手応えを感じているのか、時折、笑みを浮かべていた。矢野監督はその様子を後方から見ていたのが、声を掛けることはしなかった。

 「いや、声を掛けるタイミングが見つからなかったんでしょう。藤浪がどれくらいまで仕上がっているのか、確認しなければなりません。2月3日に実戦形式のシート打撃、5日に紅白戦が予定されています。そこで投げられるのかどうか、聞かないと…」(前出・同)

 矢野監督はキャッチャーミットの捕球音が鳴り響くと、おどけるように、ちょっとのけ反って「おぉ~」と小さく声を出した。藤浪は練習に集中していたからか、矢野監督のいる方を見なかった。

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 その後、藤浪はサブグラウンドに移動。他投手たちといっしょに走り込みをしていた。初日の練習メニューを全て消化した後、“ソーシャル・ディスタンス”で番記者たちにこう答えている。

 「(前日の退任表明は)シーズン前なんで驚いたのが一番ですね」

 「矢野さんが辞める、辞めないに限らず、活躍したいと思っているので。頑張りたいと思います」
 こういうクールな受け答えはいつも通りだ。

 前日1月31日の話だが、新主将となった坂本誠志郎が取材に応じ、

 「監督はずっと優勝をめざしていたと思います。みんなで『優勝監督』の肩書をプレゼントしたい」と答えていた。

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