てんりゃく?てんれき?どっちも同じ天暦だけど…日本以外でも使われていた元号のトリビア (2/5ページ)
天暦というネーミングは『論語』にある「天之暦数在爾躬(てんのれきすう、なんじがみにあり)」に由来。
天暦の語源。舜(左)に天下を譲る堯(画像:Wikipedia)
これは「天命はあなたの身に宿っている=あなたが天下を治めるべきだ」という意味で、古代中国の聖君・堯(ぎょう)が天下を譲るため舜(しゅん)にかけた言葉です。
天下は徳ある者が治めるべし……相次ぐ戦乱によって逼迫していた財政再建に努める一方、平安文化を花開かせて後世「天暦の治」と賞賛された村上天皇に相応しい元号と言えるでしょう。
(もちろん、まったく問題がなかった訳ではありませんが……)
天暦(てんれき)さて、天暦と書いて「てんれき」と読むのはモンゴル帝国・元王朝の元号(モンゴル語ではTen-liと発音)。西暦1328~1330年、日本だと鎌倉時代の末期ですね。
トク・テムル(図帖睦爾)が第7代皇帝アリギバ(阿里吉八。