天皇陛下の普段のお食事は?意外と平凡だけど、食材は究極のオーガニック! (2/4ページ)
明治四年、伊藤博文らとイギリスやドイツなどを視察した大久保利通が、ヨーロッパの王室が農場を所有しておりそこから食材を調達し、国外のゲストを招いて食卓外交を展開していたことに刺激をうけ、日本の皇室にも…と考えたそうです。
また、昭和天皇は、石塚左玄という明治期の漢方医の「身土不二(地元の旬の食品や伝統食が身体に良いという地産地消の考え)」「食べ物で病を治す」、いわば医食同源の考えに非常に共鳴されたとか。
乳製品天皇家にメニューには朝食のヨーグルトが欠かせないそうです。一般的な日本人にヨーグルトが広まる前から、御料牧場では半世紀近く「カルグルト」と呼ばれる、牛乳から脂肪分を除いた乳酸飲料が受け継がれています。濃縮された液体で水割りにするとサワーのような味がするそうです。
御料牧場の牛乳は、ホルスタインとジャージーのミックスで、さんさんと陽光が降り注ぐ広大な牧草地に放牧され、農薬のない牧草やほし草などの自給飼料でまかなわれ、なんと毎日二回シャワーを浴びているそうです。そうすることでストレスがなくなり、美味しい乳を出すそうです。
また、殺菌方法も違います。市販のものは大量生産するために効率的な超高温殺菌法で処理されていますが、風味や成分が壊れてしまいます。御料牧場は風味、味、栄養を損なわない低温殺菌で処理されています。
野菜、肉はほぼ御料牧場から!〈野菜〉
農薬や化学肥料を使わないオーガニック栽培で、土づくりからこだわっており、馬糞を一年以上熟成させた堆肥を使っています。牧場には馬が43頭いるので、十分な量を確保できるとか。
また、土は「連作障害」といって同じ場所で同じ野菜を作り続けると、その野菜特有の病虫害が土壌に発生してしまうとか。例えばさつまいもの場合、さつまいもを作った後は翌シーズンまで麦やマリーゴールドなどを植えると、さつまいもに大敵の線虫の発生を防ぐことができるそうです。
御料牧場では連作をなるべくさけ、農薬を使わずに蒸気で土を消毒しているそうです。