「鎌倉殿の13人」再起を図る北条義時たちに「悪い知らせ」…第6回あらすじを予習 (4/5ページ)
歌川芳員「本朝名将鏡 三浦大介義明」
怨みの気炎を上げ、徹底抗戦を叫ぶ一同に対し、義村は内心で「頼朝の首級を大庭景親に差し出すべき」と考えていました。
そして義時に「頼朝と心中する気はない」と告げたところへ、仁田忠常(演:高岸宏行)が到着。
忠常が持っているのは宗時がとってくるはずだった頼朝の観音像……という事は、つまり宗時は任務を果たせず力尽きたことを意味します。
すべてを悟った時政は、義時に「これからは、お前が北条を引っ張っていくんだ」と励ましました。
坂東武士たちの思い……自分の「ざれ言」によって宗時は討たれてしまった……取り戻された観音像を眺めながら、頼朝は「戦はもうしない」と弱音を吐きます。
気持ちは解らないでもありませんが、それでは死んでいった者たちが浮かばれません。義時は懸命に訴えました。
義時 このままでは、石橋山で佐殿をお守りして死んでいった者たちが浮かばれませぬ!兄の無念を、わかっていただきたいのです!
え~、そうは言ってもなぁ……そんな頼朝を前に「だったら俺たちだけでも戦い続け、平氏の一味を坂東から追い出してみせる」を御家人たちが盛り上がります。
これが芝居だったのか本気だったのか(たぶん後者)……見捨てられるのが怖かったのか、それとも源氏の棟梁たる自負がそうさせたのか。頼朝は毅然と宣言しました。
頼朝 戯言を。お前たちだけでなにができる。