絶対復讐してやる! バンドマンに遊ばれた腹いせにバンドを乗っ取った話 (1/3ページ)
はじめまして。私はバツ11で12回目の結婚生活中のアラサー・ごまたんと申します。
酸いも甘いも経験した今でこそ「男性の言葉なんて話半分に聞けばいい」「ダメだと思ったら即見切りをつけて次に行けばいい」と思えるようになったのですが、そんな私にだって好きな人の甘い囁きを信じてしまうピュアな時代がありました。
■え、私だけじゃなかったの?
若い頃の私はV系バンドが好きな、いわゆる“バンギャル”という属性でした。
当時はLINEもなければSNSも発達しておらず、憧れのバンドマンとお近づきになる手段としてはファンレターが主流。選りすぐりのレターセットに愛を込めた文章をしたため、プリクラを貼ってメールアドレスを添えてライブの出待ちで渡す……これがバンギャルたちの常套手段です。
私もそんなバンギャルの1人で、マイナーバンドのバンドマンに恋をし手紙を書き続けること数カ月……ついにメールが届き、私たちは晴れて男女の関係となりました。
彼からは「ファンレターはたくさんもらうけど返事をしたのはごまたんが初めて」「今はバンドが大事な時期だからまだ付き合えないし、人にも隠さなきゃいけないけど、成功したあかつきには正式に付き合ってほしい」などと言われ、私は幸せの絶頂に。しかしその幸せは長くは続きませんでした。
ある日バンギャル友達から恋愛相談を持ちかけられたのですが、状況が私と全く同じ……話を突き詰めていくと、なんと私と友達のお相手は同一人物だったのです。
■許せない、彼の一番大切なものを奪ってやる
おそらく彼は同じ手口で何人ものファンに手を出していたのでしょう。私は怒り狂い、復讐を心に決めます。常日頃から「バンドが何より大事」という彼だったので、そのバンドを破滅させる方向で計画を練りました。
偶然にも私の従兄弟はその界隈のイベンター。従兄弟経由で人脈を広げ、別方向から彼のバンドのメンバーに近づき、ヘアメイク&衣装製作&物販のスタッフとして雇われることに成功しました。