「鎌倉殿の13人」佐藤浩市演じる上総広常、忠実にはどのように頼朝に味方した? 2月20日放送 第7回の予習 (4/5ページ)
遅れて来る大軍よりも、ただちに駆けつける少数こそ、いざ有事には恃みになるもの……頼朝は源氏の棟梁として、御家人の遅参を叱りつけたのでした。
「佐殿。そんなことをして、もし広常が攻めて来たら……」
「黙れ!会わぬと言ったら会わぬ!」
何万騎の大軍であろうと、あくまで臣下として接する頼朝公。歌川国芳「名高百勇伝 源頼朝」
これを聞いた広常は怒りそうなものですが、その毅然たる態度に却って心酔します。
「これでこそ君主と言うもの。二万の大軍を歯牙にもかけず、ただ一人で堂々と向き合う姿は、まごうかたなき武門の棟梁ぞ!」
もしも二万の大軍を前に尻尾を振り、媚びを売るような手合いであれば、ただちに討ってその首級を平家に差し出すつもりでいたとのこと。
捨て身のハッタリが功を奏した広常の説得。これをキッカケとして坂東武者たちは「源氏につくべし」と雪崩を打って頼朝に従い、東国における勢力基盤を確固たるものとしたのでした。
終わりに以上、『吾妻鏡』より広常が仲間入りするまでの流れを紹介しました。