お施餓鬼とはどんな意味?お施餓鬼法要をお盆と同時期に行う理由は? (2/2ページ)
阿難が静かな場所で坐禅をしていた時、目の前にとても恐ろしい餓鬼があらわれ、「おまえは三日後に死んで餓鬼になる」と言われる。餓鬼は、そうなりたくなければ朝に多くの餓鬼が食べる事ができるように、お供え物をたくさんするように命じる。しかし、阿難はたくさんの食べ物を用意することが出来ず、お釈迦様に相談をする。そこで仏の教えを信じる人々を供養する事と、特別な呪文をかけた供え物を餓鬼に施す事を教えられた阿難は、その通りに行うと餓鬼たちは救われ自身の命も救われたのである。この特別な呪文は、少量のお供えものでも、たくさんの美味しい食べ物となり多くの餓鬼を救うことができるものであった。このことから、お施餓鬼を行う事は善い行いであり、自分のご先祖様だけではなく、供養されることがない無縁仏様に対しても飲食を施すことで、ご先祖様だけでなく、自分たちが生きていることは、生きとし生けるすべてのものに対して感謝の気持ちを伝えることできるのである。そして、供養をすることが功徳となり、自分の救いにもなる大切な法要なのである。
■最後に
お施餓鬼については、自宅に僧侶を招いて行う他、寺院でも大々的に行われている。大阪市天王寺区の一心寺はおせがきの寺と称し、年中無休でおせがきを行っている。また、浄土真宗では、即身成仏の考えから六道は存在しないため餓鬼道に落ちる人はいないためお施餓鬼を行なわないことが多いという。