古代エジプトのミイラ作りの材料が大量に発見される (1/4ページ)
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古代エジプトで行われていた防腐処理、ミイラ化のための材料や遺物が、カイロ近郊サッカラ北部のアブシール墓地で発見された。かなり大きな埋葬用竪穴群の中に大量に納められていたという。
アブシール墓地は、エジプトの古王国時代にさかのぼる巨大な共同墓地で、同じエリアにはピラミッド、神殿、マスタバ(古代エジプトのレンガ造りの墳墓)もある。
今回の発見があったのは、アブシール・ウェストと言われる、第26王朝時代(紀元前664~525年)にさかのぼる比較的新しいエリアで、チェコのエジプト学研究所が発見した。
・ミイラを作る材料が入った陶器が370個
考古最高評議会の事務総長モスタファ・ワジリによると、発見場所は深さ14メートル、5.3×5.3メートルの広さの巨大な竪穴で、そこからミイラ化プロセスで使う材料の名残が入った大きな陶器が370個も出てきたという。
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アブシール墓地の深い竪穴のひとつ。ここからミイラ化に使う材料が入った容器が見つかった / image credit:Egyptian Antiquities Authority ・ミイラ化作業の必需品
第一王朝以前は、エジプトの砂漠の乾燥した気候を利用して、自然にまかせてミイラを作っていた。
だがまもなく、エジプト人たちは、死者のあの世への旅を確実なものにするため、人工的に遺体をミイラにする防腐処理を施し始めた。