「鎌倉殿の13人」あの襲撃事件の黒幕は?源頼朝の命を狙った長狭常伴のエピソード (2/4ページ)
安房国長狭郡を支配していた豪族で、江戸湾を隔てて相模国の三浦一族と対立していました。
『平家物語』では長寛元年(1163年)に三浦一族の杉本義宗(すぎもと よしむね。和田義盛の父)に攻められるもこれを撃退。
この時の戦さ傷が元で義宗は翌年に亡くなっており、和田義盛(演:横田栄司)にとっては父の仇とも言える存在です。
治承4年(1180年)9月3日、上総介広常に支援を求めるべく出立した頼朝を闇討ちするべくその宿所を襲撃するも、その動きを事前に察知していた三浦義澄(演:佐藤B作)らによって返り討ちにされてしまいました。
以上で大河ドラマ的にはクランクアップ(撮影終了≒本人は退場)ですが、話はまだ続きます。
長狭常伴には姉妹がおり、彼女は上総の大豪族である伊西常景(いさい つねかげ)に嫁ぎました。
この常景、実は上総介広常の長兄に当たり、広常は長狭常伴と無関係ではありません。
むしろ常景が弟の印東常茂(いんとう つねしげ)に暗殺された時、遺児たちを常伴が保護していることから、上総・長狭両氏の密接な関係がうかがわれます。
大河ドラマでは大庭景親が差し向けたことになっている常伴の襲撃事件、実は広常が黒幕だったのかも知れません。