浄土真宗の伝統行事「報恩講(ほうおんこう)」の由来や目的とは (2/2ページ)

心に残る家族葬

まずは親鸞聖人からどんなご恩を受けているか、恩を知る事(知恩)、そして恩を感じる事(感恩)で初めて、恩に報いる(報恩)ことができるのである。

■親鸞聖人の喜ばれる事とは

親鸞聖人の教えを伝えた蓮如上人のお手紙である御文章には、「信心獲得(しんじんぎゃくとく)することが一番喜ばれることである、早く信心獲得をすること」とある。信心獲得とは、親鸞聖人の教えを聞き、本当に幸せになることをいう。どうすれば本当の幸せを得ることができるのか。

■本当の幸せを求めて

私たちは日々、幸せを求めている。学校に行き友人と話す事、遊ぶこと、仕事をし、家庭を持ち、美味しいものを食べ、幸せを感じ生きている。しかし、不安がいっぱいの世界で生きている私たちにとって、人生の中で幸せを得ても、一時的なものであったり、裏切りにあって消えてしまう事もある。その時、自分は幸せになれないのではないかと自信を喪失してしまうのではないだろうか。しかし、親鸞聖人のいう本当の幸せはどんな人でも手に入れることができると、説いている。この幸せを知るためにも浄土真宗の教えを聞き、本当の幸せになるのが、親鸞聖人の一番喜ばれることであり、報恩講が行われる目的である。

■さいごに

真宗大谷派の東本願寺では11月21日から28日の8日間行われる。明治時代に旧暦から新暦に変更され、旧暦の11月28日は、新暦の1月16日に該当しているので、京都の西本願寺では、1月9日から1月16日の7日間報恩講が行われている。また、一般寺院でもおこなわれ、ほんこさん、御取越(おとりこし)、お引き上げとも言われ、地域によっては門徒自宅でも執り行われる。報恩講では、親鸞聖人が書かれた正信偈を読む。正信偈は、お経ではなく、正しい信心の歌である。心の中で信じることは、その人の人生そのものであある。また正信心(しょうしんじん)は本当の幸せという意味でもある。本当の幸せを知るために、ぜひ報恩講に足を運んでいただきたい。なお、東本願寺では、インターネットライブ配信もされるのでぜひ。

「浄土真宗の伝統行事「報恩講(ほうおんこう)」の由来や目的とは」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る