肉眼で見える巨大細菌が発見される。なんと1円玉サイズの最大2cm (2/4ページ)
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image credit:Jean-Marie Volland et al., biorxiv(2022)
・これまでの細菌の概念を覆す
そのとんでもない大きさは、細菌の大きさに関するこれまでの科学の常識をくつがえすものだ。
従来の常識では、細菌の大きさは、それが環境と交換している分子が移動できる距離に制限されるとされていた。栄養が細胞膜の内へ入ってこれず、かつ毒素が外へ出ていけなければ、生きていけないからだ。
では今回の巨大細菌はどうやってそれをやっているのだろう?
実はこの細菌の体の73%は水が入った袋でできており、これが細胞内容物を外膜に押し付けている。このおかげで、重要な分子は膜の全幅を移動する必要がないのだ。
これは細菌界の前記録ホルダー「チオマルガリータ・ナミビエンシス」と同じ仕組みだという。
こうした共通点や、遺伝子解析から明らかになったほかの特徴から、今回の新種はチオマルガリータ・ナミビエンシスと同属と考えられており、「チオマルガリータ・マグニフィカ(Thiomargarita magnifica)」との名称が提案されている。
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image credit:Jean-Marie Volland et al., biorxiv(2022)
・「原核生物」と「真核生物」の境界が曖昧に
「チオマルガリータ・マグニフィカ」が最初に発見されのは10年前のこと。カリブ地域の湿地に生えるマングローブの朽葉の中で、白い糸のような姿を成長させていたのだ。