個人差が大きい生理痛やPMSの症状、我慢せず「ラクに過ごせる選択」を (4/4ページ)
「例えば、“座っていれば、仕事や勉強・家事は何とかこなせる”という方は、低用量ピルや漢方薬などを服用することで“座っていなくても、通常通りに仕事や勉強・家事がこなせる”ことが期待できます」(丸山先生)
PMSのイライラは、白砂糖系のスイーツや辛い食品を避けるだけでも緩和が期待できるそう。これなら今日から実行できますね。
「"このくらいなら我慢できる"ではなく、"月経前後でも月経以外の時期と同じように生活できる"ようなハッピーな生活を目指しましょう」(丸山先生)
月経やPMSの話題は「タブーではない」一人で悩まず、周囲の人や医療機関に相談を
まだまだタブー視されることがある生理やPMSの話題。しかし、一昔前に比べると生理痛が重い人がいることが知られるようになったり、PMSが病気として認識されたりと変わってきました。
今回の調査でも半数以上が「生理痛やPMSの話題はタブーではない」と回答しており、社会的にこれらの問題を受け入れる下地が出来つつあることも感じられます。
自分もつらい時は周囲の人に話して無理をしない、誰かがつらそうにしていたら遠慮しないで声をかけるなど、できることから行動すれば「相談していいんだ」「私も誰かがつらそうにしていたら声をかけよう」と少しずつ社会の認知や受け入れる速度が速くなるかもしれません。
社会の下地を作るのは私たちの行動の積み重ねです。自分にもみんなにも優しいことが当たり前の中で生きていきたいですね。