【鎌倉殿の13人】激しい風雨も何のその…源頼朝のために身体を張った御家人たちのエピソード (3/5ページ)

Japaaan

関白・藤原忠通の子)はその様子を『愚管抄(ぐかんしょう)』に記しています。

土砂降りの雨にも負けず

供養ノ日東大寺ニマイリテ、武士等ウチマキテアリケル。大雨ニテアリケルニ、武士等ハレハ雨ニヌルヽトダニ思ハヌケシキニテ、ヒシトシテ居カタマリケルコソ、中々物ミシレラン人ノタメニハヲドロカシキ程ノ事ナリケレ。

※『愚管抄』より

【意訳】供養のため東大寺に参列したところ、警護の武士どもが会場を取り巻いていた。

この日は土砂降りであったにもかかわらず、連中は自分が濡れていることに気づきもしないかの様子。

誰一人持ち場を離れることなく立ち続ける姿は、常識人にとって驚愕モノであった。

坂東武者の荒々しさに驚く慈円(画像:Wikipedia)

……坂東武者とは、何と野蛮な連中であろうか。慈円をはじめやんごとなき公家や僧侶たちは、誰もがそう蔑み、かつ恐れたことでしょう。

今、この凄まじい連中が天下の主導者たらんとしている。そんな逃れがたい事実を。

我らが鎌倉殿のためならば……

しかし、当の御家人たちだって(公家たちや現代人よりはタフだったにせよ)流石に寒かったはずです。

それでも耐え抜いたのは、他でもない頼朝のため。

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