【鎌倉殿の13人】独りじゃないよ!流人時代から頼朝に仕え、気にかけた者たち【後編】 (5/6ページ)
夜警)や身の回りの世話をしたり、ナンパや気晴らしにつき合ったりと言ったところかと思われます。
他にも友達けっこうたくさん!ちなみに軍記文学『曽我物語』などでは、頼朝を慰めるためにみんなで集まって狩りだの相撲だのと言ったレクリエーションをちょくちょく開催。例えばこんな……。
……その頃、兵衛佐殿、伊東の館にましましけるに、相模の国の住人大庭の平太景信と言ふ者あり。一門寄り合ひ、酒盛りしけるが、申しけるは、「我らは、昔は、源氏の郎等なりしかども、今は、平家の御恩を以つて、妻子を育むと雖も、古の功、忘るべきにあらず。いざや、佐殿の、いつしか流人として、徒然にましますらん。一夜、宿直申して、慰め奉り、後日の奉公に申さん」「もつともしかるべし」とて、一門五十余人、出で立ちたり。人別筒一当てぞ持ちにける。これを聞き、三浦、鎌倉、土肥次郎、岡崎、本間、渋谷、糟屋、松田、土屋、曽我の人々、思ひ思ひに出で立ちにけり。
※『曽我物語』佐殿、伊東の館にまします事
【意訳】そのころ頼朝は伊東祐親(演:浅野和之)の館に住んでいました。
相模国の住人・大庭平太景信(おおばの へいだかげのぶ。大庭景義)は一族で酒盛りをしていた時に、こう提案します。
「我らはかつて源氏(源義朝)に仕えていたが、今は平家の世話になって妻子を養っている。しかし源氏への旧恩を忘れるべきではない。今、佐殿は流人の身でお寂しかろう。ここは一つみんなで宿直という名目で遊びに行って差し上げようではないか」
すると一同「それはいい考えだ」と賛成。さっそく一人一本の酒筒を持って一族50数名が伊東の地へ向かったのでした。
それを聞いて三浦義澄(演:佐藤B作)ら、大庭景親ら(演:國村隼。