“生理が、あきらめる理由にならない世界”を目指す「ハートサポート2022」プロジェクトの女性支援 (4/4ページ)
世界の現状を知る
ザンビアでは生理が理由で学校を休み、十分な教育を受けられず、夢を諦めてしまう女性も多くいるという悲しい現状もあるそうです。
今回「ハートサポート2022」で支援自販機が設置された『MIYASHITA CULTURE PARK ~NEW STAGE~』は、コロナ禍で発表の機会が急激に減ってしまったことを受け、渋谷カルチャーの発信拠点であるMIYASHITA PARKで、ファッションやアートの晴れ舞台を設けるイベント。
夢や目標に向かって努力する若者が集まる場所に支援販売機を設置することで、夢に向かって頑張る若者とハートサポートの接点を深め、ザンビアや世界の状況をまずは知ってもらいたいという想いが込められているそう。
「社会貢献に関心がある層が18〜24歳と言われているので、若者カルチャーの地である渋谷を選びました。まずは立ち止まって自販機を見てもらいたいです。写真を撮ったりSNSで現状を広めてもらえたりしたらうれしいなと思っています」(出野さん)
生理が、我慢しなければならない、あきらめる理由にならない世界へ。
身体的にも相当つらい生理ですが、ザンビアの女の子たちの心理的苦労を想像するといたたまれない気持ちになります。
身近にできる小さなアクションとして、まずはこのような状況を知る、誰かに伝えることが、SNSが発達した世の中で世界を変える可能性を秘めているのではないかと思います。
取材・出典:大王製紙株式会社