【中国人の女子大生が書いた日本語エッセイ】日本僑報電子週刊で「鶴の橋渡し」コラムスタート (4/4ページ)

バリュープレス



その日の夜、彼女と久々にビデオ通話をした。コロナ対策で、彼女は今でもオンラインで
授業を受けているが、暇のある時、日本の着物文化をはじめに、色々な動画を通して日本
文化を発信している。「様々な文化発信を通じて、異文化交流を促進することがわたしの
夢なんだ。」それが、空港でお見送りの日に話してくれた言葉である。
その夢へ向かって、今、頑張っている彼女に、将来のことについて聞くと、「一緒に放送
関係の仕事に就けたら、わたしたちは異文化交流に力を注ぐ仲間だよね。」と冗談半分に
笑いながら話してくれた。そのとき、わたしははじめて自分が本当にやってみたいことが
わかった気がして、とっさに「実は、前にお世話になった出版社で、異文化交流のコラムを作ろうと思って…」と上ずった声で口走っていた。
 それが、「鶴の橋渡し」のコラムの始まりのきっかけだった。日中国交正常化が50周年
を迎えた年に、鶴がもたらしてくれた縁を大事にしながら、恩返しするために、わたしは
今度、日中間の橋掛けとなり、これからも様々な日中文化をコラムを通し、発信していき
たい。

※瀬川(せがわ)はやみ 「鶴の橋渡し」コラムの開設者。現在、名古屋大学人文学研究
科で日本語教育を専門とし、研究活動を行っている。中国の伝統衣装である漢服(ハンフ
ー)文化をはじめ、様々な文化発信や異文化交流に力を注いでいる。
※「鶴の橋渡し」コラム このコラムは、日本語を勉強している中国人学生の目線から、様々な日中文化をエッセイの形で紹介する。「鶴」は「長く幸せを運び、千年の長寿」を意味し、「橋渡し」は「橋をかけること」を意味している。日中国交正常化が50周年を迎えた年に、コラムの発信者らが千年生きる瑞鳥のように、日中間の橋掛けとなり、日中交流が末永く続きますようにという願いが込められている。


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