便移植で双極性障害の症状の改善に成功。世界初 (2/5ページ)
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・今回報告された2例目の便移植では不安障害やADHDにも効果
2人目の事例は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学のグループが行ったもので、。2022年2月に報告された。
患者は10代の男性で、さまざまな薬を試したものの、副作用に耐えられなくなっていた。
しかし便移植後、1年かけて徐々にすべての薬をやめることができ、気分の激しい揺れは基本的になくなった。
更にまた注目すべきことに、不安障害やADHDにも改善が見られたと報告されている。
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・便移植とは?
人間の腸内には無数の細菌が暮らしている。こうした「腸内細菌叢(腸内フローラ)」は、私たちの健康全般に大きな影響を及ぼしているという。
腸内細菌叢の構成の違いが、肥満・糖尿病・過敏性症候群に関連しているとする研究結果も報告されている。
便移植(便微生物移植)の基本的な考え方は、この腸内細菌叢を変えることだ。健康な人の便を体に入れて、そこに潜む健康な細菌を一緒にもらうのである。
やり方としては、トップダウン式とボトムアップ式がある。
トップダウン式はカプセルを飲んだり、鼻からチューブを挿れて、胃や腸に便を送り届ける。ボトムアップ式は浣腸で腸へ直接送り込む。あるいは全身麻酔をして、大腸上部にチューブを挿入し、そこからうんちを流し込むこともある。